北半球ではじわじわと暑くなっていて、もうすぐ旅行・観光の季節がやってきます。今年こそ楽しい旅行に行こうと思っている方も多いのではないでしょうか。外国でのコミュニケーションツールとして英語を学べば、きっと旅行がより充実したものになるはずです。
イギリス、オーストラリア、アメリカなどに行く予定のある方は、地元の言葉を学ぶとよいでしょう。英語圏以外に行きたい場所があったとしても、英語は世界中で話されていますから、名所を観光する上で非常に役立つと思います。母国語が全く違っても、私たちを世界で繋げてくれるのが英語なんです。
旅行の準備を進めていくのと同時に、旅行に必要な英単語やフレーズを学んでいきましょう。
出発前にマストなフレーズを完璧に
簡単な英会話をこなすのがまだ難しいと感じる場合、すでに遅れをとっていると言えます。幸いなことに、シンプルな単語やフレーズを少し覚えるだけで、かなり外国で過ごしやすくなるんです。旅行でよくあるシチュエーションを想定しながら、さっと使える英語を予習していきましょう。
空港を怖がらなくても大丈夫!シンプルなチュートリアルで心の準備を
外国への到着
何週間もの準備の後に、ついに外国にたどり着いたあなた。さて、ここからはどう行動したらいいのでしょう?
まず、税関を通過しなければなりません。ここでは入国審査官からの質問に答え、旅行の計画についても話します。会話には下記のような質問が含まれます。
▪Where is your final destination?(最終目的地はどこか)
▪What is the reason for your visit?(旅行の目的は何か)
▪Did you pack your own bags?(自ら荷作りしたかどうか)
こういった質問やだいたいの流れを頭の中で分かっていれば、きっとスムーズに進むことでしょう。税関を通過したら、冒険が始まります。
街を体験する
旅行中はきっと地下鉄やバスを使う回数が特に多いと思います。もしくは歩き回っている最中に、目的地までの道案内を必要とするかもしれません。どちらにしても、道を聞いたり切符を買ったりするのに、簡単な質問を覚えなければなりません。
I would like to go to “X”.(”X”に行きたいのですが。)
どこに行きたいのか伝えることができれば運がいいですね。その他のことが全く分からなくても、これだけ言えたら大丈夫です。タクシー運転手や駅員との会話がよりスムーズになり、道行く人にもアドバイスをもらえるでしょう。”X”を目的地に置き換えて、”I would like to go to the Eiffel Tower.(エッフェル塔に行きたいです。)”、”I would like to go to the Houses of Parliament.(上下両院/国会議事堂に行きたいです。)のように言ってみてください。シンプルで覚えやすいですね。
Where is the bus stop/taxi stand/train station?(バス停/タクシー乗り場/駅はどこですか?)
“Where is〜”から始まる質問は、上記の”I would like to go…”の代わりに使えます。目的地まで質問しながら行く時に使える表現です。この時に頭に入れておくべき単語もいくつかあります。
▪hotel(ホテル)
▪restaurant(レストラン)
▪supermarket(スーパー)
▪bank(銀行)
▪currency exchange(両替/為替)
▪metro(地下鉄)
▪embassy(大使館)
日常会話
空港の警備員からホテルの従業員まで、旅行中は色んな人々と会話をすることになります。交流中にさまざまな話題で盛り上がるはず。日常会話がスムーズに進むように、一応下記の簡単なフレーズもおさらいしておきましょう。
Do you speak English?(英語は話しますか?)
まずはじめに、英語圏以外の場所に行っている場合、出会う人全員が英語を話す、と自動的に思わないようにしましょう。例えばドイツで、旅行・観光関係者のほとんどが英語を話せるとしても、すべての人に英語で突然話しかけるのは失礼に当たります。このシンプルな質問で、うまく会話をスタートさせましょう。
I don’t understand. (分かりません。)
外国人と会話している時についていけなくなったりしたら、”I don’t understand.”と言ってしまいましょう。誰もが知っているこの言葉、緊張したり遠慮の気持ちからなかなか口に出せないのでは?分からないと伝えれば相手ももっとクリアにゆっくり話してくれるはずなので、勇気を出して言いましょう。
How much does this cost?(これはいくらですか?)
旅行中は買い物もしますよね。十分に時間をかけて、訪れる国のお金について学ぶことはとても需要です。もちろん国ごとに独自の通貨はありますが、数字やフレーズは全世界共通。”How much does it cost?”と言って値段を確認するとともに、現地の人とコミュニケーションをとりましょう。
I need help/a hospital/the police.(警察/病院/助けが必要です。)
危険な状況になった時、コミュニケーションが取れないと大変です。緊急に助けが必要な事を伝えて自分を守ってください。誰かにしっかり助けを求めればどれだけ緊急か理解して手を差し伸べてくれるはずです。
レストランに行く
色んな食べ物を味わったり地元の食事にチェレンジすることは、外国を訪れることの醍醐味といえます。座って食事を注文する前に、ウェイター/ウェイトレスとのコミュニケーション方法を予習してみましょう。下記のフレーズはきっと役に立つと思います。
May I please see a menu?(メニューを見てもいいですか?)
メニューを見ればどんなレストランかすぐに分かります。ほとんどのレストランはもちろん座ってすぐにメニューを持ってきてくれますが、そもそもそこで食事をしたいかどうか決めるのに前もってメニューを見たい時にこの表現を使いましょう。もちろんお店の前やショーウィンドウにメニューを提示している所もたくさんあるので、そこで価格をチェックしておくのもいいですね。
I would like to eat/drink…(…を飲みたいです/食べたいです。)
メニューにさっと目を通したら、次は注文です。”I would like the grilled chicken with pasta, please.(チキングリルとパスタをお願いします。)”のように、pleaseなどという表現も使って丁寧に話しましょう。
May I have the bill?(お会計をお願いします。)
最後にお会計です。食べ終わって準備ができたらこのフレーズを使います。英語圏のレストランであれば、ウェイター/ウェイトレスは言われなくてもテーブルまで伝票を持って来てくれます。それでも念のためにこの表現を覚えておきましょう。
注意点: 行く国のチップの習慣を学びましょう。例えばアメリカの場合、会計の15〜20%をチップとして払うのは当たり前のことです。このお金がそのまま従業員の給料になるので、必ず払いましょう。国によってチップの習慣や割合は違うので、旅行の際には確認が必要です。
英語を復習する際のポイント
旅行にも行くことだし、自分の英語を少しリフレッシュさせたいなんて方もいるのでは?英語を最後に勉強したのが数年前の人も、自分の英語が最近錆び付いてきたと感じる人も、旅行のために英語力を高める際のポイントが5つあります。
1. 夢中になることから始めよう
英語を聞くだけで萎縮してしまうことはありませんか?旅行に出発する前に、ネット上にある英語のビデオを聞きはじめましょう。もしまだ Woodpeckerアプリを試していないなら、ダウンロードして、面白そうなビデオを探してみてください。
2. 出発前に練習しよう
外国にたどり着いてからじゃないと英語を話せないわけではありません。皆さんの地元の留学生や、同じように英語を勉強している学生同士で集まってみてください。日本人だけでなく外国人とも英会話を練習することで、心の準備ができ、自信にもつながります。
3.周りのものすべてに付箋を!
付箋に、旅行に持って行くものの英語名をたくさん書いてください。そして持ち物に直接貼り付けてしまいましょう。そうすれば、空港やチェックインカウンターで英単語が出てこなくて焦るという状況を避けられます。
4. 旅行ガイドブックを買おう
確かにスマホはメモができたり知りたい情報をすぐに得られたり、なにかと便利ですよね。しかし皆さんが訪れる国や街の人気な観光地などの名前を頭に入れるためにも、ガイドブックがあるとさらに便利です。観光途中に道に迷っても、ガイドブックの写真を指差せばきっと誰かが道を教えてくれます。
5. 楽しもう
もちろん出発までに流暢な英語を話せたら最高ですが、準備期間が数ヶ月しかない場合、合理的な目標とは言えません。ジェスチャー、絵、そして通訳アプリの力も借りて、意思疎通を頑張りましょう。恥じることはありません、伝わることが大事なんです。