英語を毎日話すための8つのシンプルな方法
英語で流暢に話すためには、500時間のアクティブな勉強が必要だとされています。そんなことを聞いたら、引いてしまいます。そこまでの時間を積み重ねるためには、英語を毎日話すことが必要でしょうから。でももちろん、英語圏に住んでいない私たちには、これはちょっとハードルが高すぎますね。
幸い、私たち現代の英語学習者には、手に届くところにいろいろな英語学習ツールがあります。朝起きてから寝るまで英語漬けになろうと思えば それは昔に比べてずっと簡単です。
本気で英語をマスターしたいのなら、これから述べる8つのシンプルな方法で、毎日英語を話してみましょう。目指すゴールにたどり着くための、大きな助けとなるはずです。
1.英語のニュースをフォローしてみよう
Rise and shine! おはよう! 朝一にテレビのニュースをつけたり、新聞の見出しに目を走らせるのが習慣になっている人は多いですよね。そこで提案です。同じことを英語でしてみてください。
世界中の主要なニュースメディアでは、ニュースコンテンツをオンラインで見せてくれます。BBCニュースから始まって、ニューヨーク・タイムズまで、数え切れないメディアのニュースを、パソコンやスマホを使って世界レベルの英語で見ることができるわけです。
はじめのうちは、ボキャブラリーや難しい表現がわかりにくいと思いますが、聴き続けているうちに、だんだん理解できるようになってきます。ビデオのオンラインでもたくさんのニュースが見られます。中でもおすすめは、イギリスの公共放送サービスが管理する、YoutubeのPBSNewsHourです。ここでは、毎日全てのニュースを完全版で流しています。
こういうのを見て、難しく感じたら、日本語のニュースを5分ばかり見てみてください。これをすると、世界のトップ・ニュースのヘッドラインが ぼんやりとでもわかりますし、英語のボキャブラリーや複雑なコンセプトに対する手がかりが掴めます。日本語でニュースを見てから、英語のニュースを見たり、英字新聞を読んだりしてみてください。これで、いちいち辞書を引きながらニュースに接するという時間の無駄を省けるはずです。
2. 通勤・通学にポッドキャスト
毎日数分でも英語を話す時間を見つける。これは確かに難しいかもしれません。でも誰だって、忙しいスケジュールの合間に、少しの細切れ時間は案外あるものです。通勤通学にバスや電車を使っているのなら、その時間はリスニング力を上げるのに使ってみては?
ポッドキャストは、英語の世界に繋いでくれる簡単なアクセスです。ここでもまた、世界中の大手ニュース会社がニュースやトーク番組を流しています。
さらに 世界の出版社も、数多くの作品をポッドキャスト上で聞かせてくれます。好みのコンテンツ、例えば歴史もの、エンターテイメント、文学などなど、楽しく聴けるポッドキャストの番組がきっとみつかります。そうそう、聞いているときに他のことに気持ちがそれても ノープロブレム。気楽なリスニングでも、語学学習には一定の効果が得られるという調査結果があります。
3.携帯を活用しよう
もっと簡単な英語学習法もあります。
なんだと思いますか? それは、 携帯・パソコン・タブレットなどの基本画面を英語モードに切り替えて、英語時間を最大にすることなんです。これをすると、新しい単語が自然に増えてきます。私たちはもう、スマホのようなデバイスは使い慣れていますから、スマホやパソコン関係の言葉をいちいち辞書で引く必要も、ほぼないといってもいいでしょう。 また、始終ネット検索をしているのですから、この際ブラウザの使用言語を英語にしてしまってください。グーグルのようなサーチエンジンを英語に切り替えて、「情報検索はいつも英語で」ということにしてください。
こういうちょっとした変化で、英語にどれだけ慣れることができるかが結構決まって来ます。英語に毎日触れる。思ったより、可能です。
4. 毎日英語を書くことに慣れよう
英会話学校に通っていたり、仕事で英語圏の人と一緒に働いていれば、英語を書く機会は結構あるかもしれません。
でも、そうでない人はどうしたらいいでしょうか。
「書く」ことが、「話す」ことに比べて優先順位が低いしろ、語学をものにするために必要な、「書く」ということは、置き去りにはできません。ライティングの練習方法は数多いですが、一つのシンプルな方法は、ペンパル、つまり文通相手を見つけることです。
その昔、語学をマスターしようとする人は、海外に文通相手を求めたものです。現代では、手紙を書くこと自体、かなり私たちから遠いことになっています。でも、emailなら? 語学学習サイトの多くが、メール交換フォーラムや、メッセージ掲示板を設けています。そこを見れば、日本語学習者に出会うことができます。 メール仲間が見つかったら、メールを交換して、お互いの間違いを直し合うことに。意外と簡単に、ライティングの練習を始めることができます。
5.英語を話すことに集中
英語マスターには、とにかく話すことが肝心
毎日英語を話すのは、人と会話をする機会を探す行動そのものです。当然のことながら、これこそが、英語を学ぶ人にとって、最大の難関となります。毎日自然にネイティブ・スピーカーに会うことができない以上、英語を使うチャンスを自分で探さなければなりません。ここで行き詰っている場合は、こんなアイデアはどうでしょうか。
- インターネットのチャットで、ランゲージ・エクスチェンジ(語学の交換レッスン)の相手を探す。
- 英会話のグループに参加する。
- 職場にネイティブ・スピーカーの同僚がいるのなら、とにかく話してみる。
- 外国人のためのボランティアの観光ガイドをする。
ネイティブに接する機会のない人でも、一人で英語を磨く方法はこんなにもあります。
6. 本の虫になる
毎日読んで力をつけよう
活字を通して、もっと英語を体験を増やしてみましょう。 フィクションの世界に飛び込むのが合っている人も多いものです。シェイクスピアの名作から、最新のSFまで、選択には限りがありません。
ストーリーを理解したいですから、読書は英語へのモティベーションを高めます。もちろん、英語の小説にいきなり飛び込むのは、始めは敷居が高く感じられるでしょうが、それを易しくする手があります。
最初から大物に取り組まない:ヤング・アダルト・ノベルは、英語を勉強中の人が最初に取り組むのにベストな選択です。こういうノベルは、普通の小説よりもわかりやすいですし、ページ数も少ないものです。例えば、ハリー・ポッターシリーズ、トワイライトシリーズあたりはどうでしょうか。
二ヶ国語小説で:ご存知でしょうか。出版社によっては、二ヶ国語小説を発行しているところがあるのです。 ほとんどの二ヶ国語小説は、見開きページの片方に英語を、片方に日本語という構成になっています。こういう本ならば、始終辞書を引くストレスなしに、気楽に読むことができます。
自分が知っている本から:全く知らない物語に取り組むのにより、もう邦訳で読んだことのある本を読むという手もあります。英語を読むことそのものが、まず難関かもしれませんから、もうストーリーを知っているのなら、読みやすいことは間違いありません。
7.細切れ時間に英語ゲーム
仕事や授業の合間に、数分でも空き時間がありませんか? スマートフォンにダウンロードできるゲームには、英語学習教材が数多くあります。
毎日英語を話したくても、モティベーションを維持するのはとても難しいものです。ゲームなら、勉強しているという感覚を持たずに、どっぷりと英語に浸かることができます。
手始めに、ボキャブラリー増やしのゲームはどうでしょう。携帯のアプリストアを検索して、面白そうなものを探してみましょう。
8.テレビに釘付けという手もある
長い1日がやっと終わって疲れているのに、英文法と格闘なんて、辛いですね。その代わりに、英語のドラマを見るというのはどうでしょうか。難しければ、字幕をオンにしていたって全然構いません。
普通の海外ドラマが手ごわく感じられるのなら、ネットの動画でも面白いものがみつかります。まだ「ウッドペッカー・ウォッチ」をご存知ないでしょうか。このサイトで、ネット上の人気のビデオのコンテンツをチェックすることができます。日本語字幕付きです。
まず始めにどんなビデオがいいでしょうか。そうですね、「BuzzFeed」がお勧めです。これは、若いネットユーザーに超絶人気の動画で、英語のスラングなども知ることができます。
毎日英語。やる気が湧いてきたら
英語に取り組もうと思ったら、楽しく英語の世界を歩き回ること、これに尽きます。必要以上に難しく考える必要はありません。
コツは、自分が前から興味を持っていることにフォーカスするのです。・・ただし、「英語で」。映画マニア、スポーツ観戦大好き、アマチュア・シェフ、etc..あなたはどんな人でしょうか。ウッドペッカー・ウォッチのビデオには、あなたが楽しんで見られるビデオがたくさん見つかります。